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歯並びを整えたいけれど、どの矯正方法を選べばいいのか迷っていませんか?
矯正治療には大きく分けて「インビザライン」と「ワイヤー矯正」という2つの方法があります。それぞれに特徴があり、あなたの歯の状態や生活スタイルによって最適な選択肢が変わってきます。
私はインビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として、これまで2,500件以上の症例を担当してきました。その経験から、それぞれの矯正方法のメリット・デメリットを詳しくお伝えします。

インビザラインとは、透明なマウスピース型の矯正装置です。アライン・テクノロジー社が開発し、世界で1500万人以上が治療を受けています。
厚さわずか0.5mmほどの透明なポリウレタン製のマウスピースを使用するため、装着していてもほとんど目立ちません。10日から2週間ごとに新しいマウスピースに交換しながら、少しずつ歯を理想の位置に動かしていきます。
インビザラインの最大のメリットは、透明で目立たないことです。周囲の人にほとんど気づかれることなく矯正治療を進められます。
特に社会人や人前に立つ機会の多い方には大きなメリットです。2024年の研究によると、マウスピース矯正を選ぶ成人患者の約80%が「装置の目立ちにくさ」を重視しているというデータもあります。
「矯正中だとわかると恥ずかしい」「ビジネスの場で目立つのが嫌」という方には、インビザラインがおすすめです。
インビザラインは自分で取り外しができるため、食事や歯磨きの際に外すことができます。そのため、食べ物の制限がほとんどなく、通常通りの食事を楽しめます。
また、歯磨きの際も装置を外せるので、従来のワイヤー矯正のように複雑な清掃方法を習得する必要がありません。通常通りのブラッシングやフロスが可能で、口腔衛生を維持しやすいのです。
ただし、1日20時間以上の装着が必要なため、自己管理能力が求められます。食事や歯磨きの時間以外は常に装着する必要があります。
インビザラインは従来のワイヤー矯正と比べて痛みが少ないことも特徴です。マウスピースの復元力を利用して弱い力で少しずつ歯を動かすため、歯にかかる負担が小さく、痛みが出にくくなります。
また、全体的に丸みを帯びた構造で、歯肉に被ることもないので、口内を傷つけることによる痛みも少ないです。
痛みに敏感な方や、矯正治療の痛みに不安を感じる方には、インビザラインが向いているでしょう。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる矯正装置を取り付けてワイヤーを通す矯正方法です。ワイヤーの復元力を利用して歯並びを改善させます。
世界でも普及しているスタンダードな矯正方法で、多くの症例に対応できるのが特徴です。
ワイヤー矯正の最大のメリットは、長い歴史の中で研究されてきた方法なので高い信頼性があり、幅広いタイプの歯並びの矯正治療に対応できることです。
特に重度の不正咬合や、出っ歯、受け口など、上下の顎に大きなズレがある場合や、抜歯を伴う場合などは、ワイヤー矯正の方が適しているケースが多いです。
複雑な歯の移動や大きな歯の回転、歯の大幅な圧下を必要とする症例では、従来のワイヤー矯正の方が優れているという見解が、複数の学会発表や論文で指摘されています。
ワイヤー矯正は歯に固定されているため、装置の紛失や装着忘れの心配がありません。インビザラインのように自分で装着時間を管理する必要がないため、自己管理の負担が少ないのが特徴です。
「自分で毎日20時間以上装着するのは難しそう」「うっかり忘れてしまいそう」という方には、ワイヤー矯正の方が向いているかもしれません。
特に自己管理が難しい年齢のお子さんの場合は、ワイヤー矯正が選ばれることが多いです。
ワイヤー矯正は、歯科医師が直接装置を調整できるため、治療の途中でも細かな修正が可能です。歯の動きを詳細にコントロールできるため、より精密な調整が必要な場合に適しています。
また、矯正装置が歯に直接固定されているため、確実に力を加えることができ、複雑な歯の移動にも対応できます。
完璧な仕上がりを求める方や、複雑な歯並びの問題を抱えている方には、ワイヤー矯正がおすすめです。
どちらの矯正方法が自分に合っているか判断するために、主要なポイントを比較してみましょう。

一般的に、インビザラインはワイヤー矯正よりも費用が高くなる傾向があります。ある歯科医院の例では、インビザラインが88万円(税込)、ワイヤー矯正が69万3,000円(税込)+矯正再診料となっています。
治療期間は、インビザラインが1年半~3年、ワイヤー矯正が2年~3年と、症例によって異なりますが大きな差はありません。
ただし、通院回数はインビザラインが2か月に1回程度、ワイヤー矯正が1か月に1回程度と、インビザラインの方が少なくて済むことが多いです。
見た目については、インビザラインは透明で目立たないのに対し、ワイヤー矯正は装置が目立つという大きな違いがあります。
食事や歯磨きについては、インビザラインは自分で取り外しができるため制限が少ないですが、ワイヤー矯正は食事制限があり、歯磨きも専用の歯ブラシが必要になります。
痛みについては、インビザラインの方が痛みが少ない傾向にあります。2024年のアメリカ矯正学会の研究によると、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正と比べて痛みの程度が約30%低いという結果が出ています。
適応症例については、ワイヤー矯正はほぼすべての不正咬合に対応できますが、インビザラインは症例によっては適用できないケースがあります。
特に、出っ歯や受け口で上下の顎に大きなズレがある場合や、抜歯を伴う場合、マウスピースで歯を覆いかぶせられない場合などは、ワイヤー矯正が推奨されることがあります。
治療効果については、適切な症例選択と患者さんの協力があれば、どちらの方法でも満足のいく結果が得られるケースが多いです。
最終的にどちらの矯正方法を選ぶかは、あなたの歯の状態や生活スタイル、優先したいポイントによって変わってきます。
以下のような方には、インビザラインがおすすめです。
一方、以下のような方にはワイヤー矯正がおすすめです。
矯正方法を選ぶ際は、必ず専門医によるカウンセリングを受けることをおすすめします。専門医が詳しく診断し、あなたの歯の状態や生活スタイルに合った最適な矯正方法を提案してくれます。
当院では、カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行っています。矯正治療に関する疑問や不安があれば、お気軽にご相談ください。
矯正治療は長期間にわたるものですが、適切な方法を選べば、快適に治療を進めることができます。あなたに合った方法で、理想の歯並びと笑顔を手に入れましょう。
インビザラインとワイヤー矯正、どちらも優れた矯正方法ですが、それぞれに特徴があります。
インビザラインは透明で目立たず、取り外しができるため食事や歯磨きが快適です。一方、ワイヤー矯正は幅広い症例に対応でき、自己管理の負担が少ないというメリットがあります。
あなたの歯の状態、生活スタイル、優先したいポイントを考慮して、最適な矯正方法を選びましょう。
私たちRIVER CLINIC DENTALでは、インビザラインとワイヤー矯正の両方に対応しており、患者様一人ひとりに合った最適な治療法をご提案しています。矯正治療に関するご質問やご相談があれば、お気軽にお問い合わせください。
あなたの理想の笑顔のために、最適な矯正方法を一緒に見つけましょう。
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。