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インビザライン矯正期間の個人差〜あなたの治療はどのくらい?

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インビザライン矯正期間の個人差〜あなたの治療はどのくらい?

インビザライン矯正の治療期間はどのくらい?

「インビザライン矯正を始めたいけど、どのくらいの期間がかかるんだろう?」

このような疑問をお持ちの方は多いのではないでしょうか。インビザライン矯正は透明なマウスピースで歯並びを整えていく治療法で、見た目の美しさから人気を集めています。

インビザライン矯正の平均的な治療期間は1年半〜2年程度です。しかし、これはあくまで平均値であり、実際には患者さんの症状や年齢、生活習慣などによって大きく異なります。

私はインビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として、これまで2,500症例以上の矯正治療を担当してきました。その経験から、インビザライン治療期間の個人差について詳しくお伝えします。

インビザライン矯正の治療期間を決める要素

インビザライン矯正にかかる期間は、いくつかの要素によって左右されます。主な要素を見ていきましょう。

歯並びの状態による違い

治療期間を左右する最も大きな要素は、歯並びの状態です。軽度の歯並びの乱れであれば、数ヶ月程度で改善することもあります。

一方、出っ歯や受け口、叢生(そうせい)といった複雑な症状がある場合は、奥歯から徐々に歯を動かしていく必要があるため、治療期間が長くなる傾向にあります。

私の臨床経験では、軽度の歯列不正なら約半年〜1年、中等度の不正で1年〜1年半、重度の不正では2年以上かかるケースが一般的です。

ただし、最近では当院で導入しているPBM healing(光加速矯正装置)を使用することで、通常1年かかる矯正を最短5ヶ月で終えることも可能になっています。

年齢による治療期間の違い

年齢も治療期間に大きく影響します。若い方は骨の代謝が活発で歯が動きやすいため、比較的短期間で治療が完了することが多いです。

一方、成人、特に40代以降の方は骨密度が高く歯の動きが遅くなるため、同じ症状でも若い方より治療期間が長くなる傾向があります。

しかし、年齢による個人差も大きいので、高齢の方でも予想以上に早く歯が動くケースもあります。

インビザライン治療のステップと期間の目安

インビザライン矯正は、いくつかのステップに分けて進めていきます。それぞれのステップにかかる期間の目安を見ていきましょう。

初診・検査・治療計画の立案(約1〜2週間)

まず初診時に、レントゲン撮影や口腔内スキャンなどの検査を行います。当院では、カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行っています。

その後、収集したデータをもとに治療計画を立案します。この段階で、おおよその治療期間や必要なマウスピースの枚数が決まります。

マウスピース装着期間(症状により異なる)

治療計画が確定したら、オーダーメイドのマウスピースを作製します。マウスピースが届いたら実際に装着を開始します。

インビザラインは、通常1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。1枚のマウスピースで歯を動かせる距離は約0.25mm、1ヶ月間で動かせる距離は約1mmです。

マウスピースは1日20時間以上装着することが推奨されています。装着時間が短いと治療効果が十分に得られず、治療期間が延びてしまう可能性があります。

どうですか?マウスピースを1日20時間装着するのは難しそうに感じますか?

確かに最初は違和感があるかもしれませんが、多くの患者さんは1〜2週間程度で慣れてきます。食事と歯磨きの時以外は装着しておくという習慣をつければ、自然と装着時間を確保できるようになりますよ。

治療期間が延びてしまう主な原因

インビザライン矯正では、計画通りに治療が進まず、期間が延びてしまうケースがあります。主な原因を把握して対策を立てましょう。

マウスピースの装着時間不足

治療期間が延びる最も一般的な原因は、マウスピースの装着時間が不足していることです。インビザラインは1日20時間以上の装着が推奨されていますが、この時間を守れないと歯の動きが計画通りに進まず、治療期間が延びてしまいます。

特に外食が多い方や、仕事で長時間マウスピースを外している方は注意が必要です。

私の患者さんの中には、装着時間が足りずに治療が予定より3ヶ月以上延びてしまったケースもあります。逆に、きちんと装着時間を守った方は、予定より早く治療が完了することもあるんです。

リファインメントの必要性

リファインメントとは、当初の治療計画と実際の歯の動きに誤差が生じた場合に、追加のマウスピースを作製して調整するプロセスです。

歯の動きには個人差があるため、計画通りに動かない歯があると、リファインメントが必要になります。これにより、治療期間が延びることがあります。

リファインメントは決して悪いことではなく、より理想的な歯並びを実現するための大切なステップです。

虫歯や歯周病などのトラブル

治療中に虫歯や歯周病などの口腔内トラブルが発生すると、インビザライン治療を一時中断して対処する必要があります。

特にマウスピースを装着している状態では、唾液による自浄作用が低下するため、虫歯リスクが高まります。定期的な歯科検診と丁寧な歯磨きが重要です。

治療期間を短縮するためのポイント

インビザライン矯正の治療期間をできるだけ短くするためのポイントをいくつかご紹介します。

マウスピースの装着時間を守る

最も重要なのは、マウスピースの装着時間をしっかり守ることです。1日20時間以上の装着を心がけましょう。

外出先でも装着できるよう、携帯用の歯ブラシやマウスウォッシュを持ち歩くと便利です。食事後はすぐに歯を磨いてマウスピースを装着する習慣をつけましょう。

装着時間を記録するアプリを使用するのも効果的です。「Tray Minder」などのアプリを活用すれば、装着時間の管理がしやすくなります。

PBM healing(光加速矯正装置)の活用

当院では、PBM healing(光加速矯正装置)を使用したスピード矯正を提供しています。歯の周辺組織に近赤外線光を照射することで細胞を活性化させ、歯の移動を促進します。

この装置を使用することで、通常1年かかる矯正治療を最短5ヶ月で終えることも可能です。当院は日本でもトップクラスの症例数を誇っており、多くの患者さんが短期間での治療完了を実現しています。

矯正治療をできるだけ早く終えたいという方には、ぜひ検討していただきたい選択肢です。

インビザライン矯正後の保定期間について

インビザライン矯正が完了した後も、歯が元の位置に戻らないようにするための「保定期間」が必要です。

保定期間の長さは、インビザライン矯正にかかった期間と同じくらいとする歯科医院が多いです。歯並びが安定するまでの期間には個人差もあるので、担当医の指示に従いましょう。

保定装置(リテーナー)は、最初のうちは就寝時を含めて長時間装着し、徐々に就寝時のみの装着に移行していくことが一般的です。

保定期間をしっかり守ることで、せっかく整えた歯並びを長期間維持することができます。

まとめ:インビザライン矯正期間の個人差を理解しよう

インビザライン矯正の治療期間は、歯並びの状態や年齢、装着時間の遵守など、様々な要素によって左右されます。平均的には1年半〜2年程度ですが、軽度の症例であれば数ヶ月で終わることもあります。

治療期間を短縮するためには、マウスピースの装着時間をしっかり守ることが最も重要です。また、PBM healing(光加速矯正装置)などの最新技術を活用することで、治療期間を大幅に短縮できる可能性もあります。

インビザライン矯正は、見た目に配慮した矯正治療として多くの方に選ばれています。治療期間に関する正しい知識を持ち、計画的に治療を進めることで、理想の歯並びを効率よく手に入れることができるでしょう。

当院ではインビザライン矯正の専門医が、患者さん一人ひとりの状態に合わせた最適な治療計画をご提案しています。治療期間や費用など、気になることがあればお気軽にご相談ください。

美しい口元は、あなたの第一印象を大きく左右します。理想の歯並びを手に入れて、自信あふれる笑顔を手に入れましょう。

詳しくはRIVER CLINIC DENTALのインビザライン矯正をご覧ください。インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医が、あなたの理想の歯並びをサポートします。

古居 憲
この記事の監修者
院長 古居 憲

マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。

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