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「矯正治療は長い期間がかかる」というイメージをお持ちの方は多いのではないでしょうか。
実際、従来の矯正治療では平均1〜2年の期間が必要とされてきました。しかし、最新の技術である「光加速矯正装置」を活用することで、治療期間を最大半分にまで短縮できる可能性があります。
光加速矯正装置は、近赤外線光を歯周組織に照射することで細胞を活性化させ、歯の移動をスムーズにする革新的な技術です。当院では「PBM healing(光加速矯正装置)」を使用したスピード矯正を提供しており、日本でもトップクラスの症例数を誇ります。
本記事では、インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として数多くの症例を手がけてきた経験から、光加速矯正の仕組みや実際の効果について詳しく解説します。
光加速矯正の核心となるのは「フォトバイオモジュレーション(PBM)」という原理です。
これは、低レベルの光エネルギーを組織に照射することで、細胞の機能を活性化させる技術を指します。具体的には、近赤外線光(波長約850nm)を歯周組織に照射することにより、細胞内のミトコンドリア代謝を促進し、細胞エネルギーを増加させます。
この作用により、歯を支える歯槽骨の代謝が促進されます。歯槽骨の細胞の代謝が活発になることで、骨の吸収と添加(骨代謝)のサイクルが加速され、通常よりも歯を速く移動させることができるようになるのです。
光照射により、細胞内のミトコンドリアが刺激され、アデノシン三リン酸(ATP)の生成が促進されます。
ATPは細胞のエネルギー源であり、細胞の修復と再生に不可欠な物質です。これにより、歯を動かすために必要な骨の吸収と形成が活性化されます。同時に骨を作る細胞を活性化し、血中の痛み成分生成や炎症を抑制することで痛みも軽減します。
この技術は歯科矯正だけでなく、ペインクリニックにおける疼痛緩和やコラーゲン生成効果を利用した美容医療、外傷や骨折の治癒促進など、様々な医療分野で活用されています。安全性と治療効果については、すでに1000以上の論文が発表されており、EUでも認可されている信頼性の高い技術です。
従来の矯正治療では、マウスピースの交換は1週間〜10日ごとに行われます。
しかし、光加速矯正装置を使用することで、最短3日での交換が可能になります。これは、歯槽骨の代謝が促進されることで、歯の移動スピードが速まるためです。通常1年かかる治療であれば、最短で5ヶ月で矯正を終えることも可能になります。
光加速矯正装置の効果は、数多くの臨床研究によって裏付けられています。
ある研究では、光加速矯正装置を使用した患者群(90名)と使用しなかった対照群(80名)を比較したところ、光加速矯正群のアライナーの整列速度は、対照群よりも有意に高い結果となりました(0.33mm/週対0.21mm/週)。
その結果、光加速矯正群では治療期間が57.5週間短縮されました。この結果により、光加速矯正の使用は歯の移動を加速させる効果的かつ非侵襲的な技術であることが示されています。
インビザライン矯正では、マウスピース1枚あたり0.25mmずつ歯を動かします。
1枚のマウスピースの使用期間は通常1〜2週間のため、1ヶ月で最大1mm程度しか動きません。そのため、矯正を始めたばかりの時期は、なかなか効果を感じられないことが多いです。
しかし、光加速矯正装置を使用することで、マウスピースの交換期間を最短3〜5日に短縮できます。これにより、同じ期間でより多くの歯の移動が可能になり、治療期間の大幅な短縮につながります。
多くの患者様から「何枚目から効果が実感できますか?」という質問をいただきます。
一般的に、明らかに変化を実感できるのは14枚前後であることが多いです。14枚で計算しますと、3.5mmの移動量になります。3.5mmの変化は、ご自身だけでなく他人からも明らかにわかる変化です。
光加速矯正装置を使用した場合、この14枚に到達するまでの期間が大幅に短縮されるため、より早く効果を実感できるようになります。

光加速矯正装置には、治療期間の短縮以外にも多くのメリットがあります。
光加速矯正装置の大きなメリットの一つが、痛みの軽減効果です。
低光量の近赤外線照射には、炎症を抑制し、痛みを和らげる作用があります。特に、新しいマウスピースを装着した際の締め付け感や歯の移動時の痛みを軽減することが期待できます。
マウスピースを装着した際の歯の移動時などの痛みを軽減できるため、矯正治療に対する不安が強い方にも安心して治療を受けていただけます。
使用方法は1日8分間(上下顎各4分程度)装置を装着するだけと、とてもシンプルです。
ご自宅でテレビを見たり、インターネットを見たり、くつろぎながらご使用いただけます。装置はコンパクトなので持ち運びも可能です。
通院の必要がなく、ご自身のライフスタイルに合わせて使用できる点は、忙しい現代人にとって大きなメリットと言えるでしょう。
高齢になると骨の密度が低下し、歯の移動が遅くなる傾向があります。
しかし、光加速矯正装置は骨の健康をサポートする効果が期待できるため、高齢での矯正治療にも有効に働く可能性があります。年齢を理由に矯正治療を諦めていた方にも、新たな選択肢を提供できます。
治療期間が短縮されるため、マウスピースの交換時期が早くなります。
これにより、常に清潔な状態のマウスピースを使用できるため、口腔内の衛生環境を良好に保ちやすくなります。
光加速矯正で最大限の効果を得るためには、いくつかの重要な条件があります。
光加速矯正装置を効果的に使用するためには、医師の指示に従った正しい使用方法が重要です。
一般的な使用方法は、1日8分間(上下顎各4分程度)装置を装着し、毎日継続して使用することです。使用後は必ず充電を行い、次回の使用に備えます。
継続的な使用が効果を発揮する鍵となります。途中で使用をやめたり中断すると、期待した効果が得られませんのでご注意ください。
スピード矯正を成功させるためには、インビザラインのマウスピースを1日20時間以上装着することが絶対条件です。
マウスピースの装着時間が不足すると、歯の移動が予定通り進まず、治療期間が延長してしまう可能性があります。食事と歯磨きの時以外は常に装着するよう心がけましょう。
装着時間を守ることができない場合、せっかくの光加速矯正装置の効果も十分に発揮されません。短期間で治療を完了させたい方は、この点を特に意識して取り組む必要があります。
光加速矯正では歯の動きが早くなるため、定期的な通院でのチェックが重要です。
アタッチメントの脱離やマウスピースと歯の適合状態の確認は、治療の進捗に大きな影響を及ぼします。これは、クリニックでしか確認ができません。
医師の指示に従って適切なタイミングでマウスピースを交換することで、効率的に歯を移動させることができます。決められた日に決められたアライナーに交換するということを必ず行うことも治療期間の短縮に繋がります。
光加速矯正装置には多くのメリットがありますが、いくつかのデメリットも理解しておく必要があります。
光加速矯正装置は、健康保険の適用外となるため、通常の矯正治療費に加えて別途費用が必要です。
患者様ご自身用に購入していただく必要があり、矯正治療の費用とは別料金になります。ただし、治療期間の短縮により、トータルでの通院回数や時間的コストを削減できる可能性があります。
効果を得るためには、毎日継続して使用する必要があります。
1回の使用時間は8分間と短いですが、日々のルーティンに組み込むことが重要です。継続して使用していくことが難しい場合、効果が出にくくなります。
全てのケースで効果が保証されるものではありません。
効果や治療期間の短縮度合いには個人差があります。歯の状態や症状によって、期待できる効果は異なります。詳細は専門医との相談が必要です。
まれに装置が故障してしまうことがあります。
精密機器であるため、取り扱いには注意が必要です。故障した場合の対応については、事前に確認しておくことをおすすめします。
光加速矯正装置は、以下のようなご希望をお持ちの方に特におすすめです。
できるだけ早く歯並びを治したい方・・・結婚式や入学式など、特別なイベントまでにきれいな口元になりたい方に最適です。
矯正治療の痛みが心配な方・・・痛みを軽減する効果が期待できるため、痛みに敏感な方にも安心です。
矯正装置をなるべく早く外したい方・・・治療期間の短縮により、矯正装置を装着する期間を最小限に抑えられます。
忙しいので治療期間を最短で終わらせたい方・・・通院回数の削減にもつながり、時間的な負担を軽減できます。
矯正を早く終えたいけど、外科的処置には抵抗がある方・・・非侵襲的な方法で治療期間を短縮できます。
高齢で矯正治療を検討されている方・・・骨密度の低下が心配な方にも、骨の健康をサポートしながら治療期間の短縮が期待できます。

当院では、PBM healing(光加速矯正装置)を使用したスピード矯正を多くの方に行っており、日本でもトップクラスの症例数を誇ります。
院長は、インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として、圧倒的な症例実績を持ちます。2018年から2022年まではダイヤモンドプロバイダー、2022年から2025年まではブラックダイヤモンドトッププロバイダーという高位ランクを継続して取得しています。
インビザライン治療は万能ではありません。
ケースによっては、舌側矯正(裏側矯正)やアンカースクリュー矯正と組み合わせることで、より精密な歯の移動や難症例への対応が可能になります。
当院の院長は、インコグニート舌側矯正認定医、ハーモニー舌側矯正認定医、proceedアンカースクリュー矯正認定医の資格を取得しており、多角的な矯正技術を理解している強みを持っています。
この知識と経験により、「本当にインビザラインが適しているのか」「他の矯正方法を併用すべきか」を総合的に判断できる点が、当院の大きな特徴です。
インビザラインは見た目の改善だけでなく、噛み合わせの安定性が重要です。
当院が重視しているのは、歯をただ並べるのではなく、顎の動き、噛み合わせのバランス、横顔・スマイルラインの調和、呼吸や姿勢と関連する舌位など、包括的な視点から口元の機能を整えることです。
一般的には、矯正治療は「歯並びを治す」というイメージが強いですが、実際にはEラインの改善(横顔のコンプレックスを克服)も行われます。歯並びだけでなく、横顔の美しさやバランスを向上させることが期待される審美的に良い矯正も得意としております。
治療前には、3Dスキャナーによる口腔内データ取得を行い、歯列・骨格・咬合の状態を立体的に把握したうえで治療を開始します。
インビザラインのシミュレーションソフト(クリンチェック)を用いて、歯がどの順番で動くか、どの程度の角度変化が必要か、動かした後の噛み合わせが適切かを細かくチェックし、数ミリ単位の精度で治療の道筋をデザインしています。
クリンチェックでは、歯の動きを3D映像でシミュレーションできるため、矯正の治療状況を確認可能です。また、クリンチェックを確認した際に、治療計画とのズレがあれば、計画の修正もできます。
光加速矯正装置は、近赤外線光を利用して細胞を活性化させることで、矯正治療期間を最大半分にまで短縮できる革新的な技術です。
治療期間の短縮だけでなく、痛みの軽減、自宅での簡単な使用、高齢での矯正治療への有効性など、多くのメリットがあります。ただし、効果を最大限に発揮するためには、装置の正しい使用、マウスピースの装着時間の厳守、定期的な通院が不可欠です。
当院では、日本でもトップクラスの症例数を誇る光加速矯正の実績と、インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医としての専門性を活かし、患者様一人ひとりに最適な治療計画をご提案しています。
マイクロスコープを使用した精密な治療、歯科麻酔医によるセデーション(静脈内鎮静法)、VIPルーム完備の全室個室など、最高級の治療環境で患者様をお迎えします。
インビザライン矯正で自然な口元を目指したい方、治療期間を短縮したい方は、ぜひ一度ご相談ください。カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行います。
詳細はこちら:RIVER CLINIC DENTAL インビザライン
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。