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インビザラインとセラミック治療の併用で理想の口元へ―順序と効果を解説

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インビザラインとセラミック治療の併用で理想の口元へ―順序と効果を解説

インビザラインとセラミック治療を併用する理由

歯並びを整えたい、そして同時に歯の色や形も美しくしたい・・・

そんな願いを持つ方が増えています。インビザライン矯正だけでは歯並びは改善できますが、歯の色や形、大きさまでは変えられません。一方、セラミック治療は歯の審美性を高めますが、歯並び自体の根本的な改善には限界があります。

この2つの治療法を組み合わせることで、**機能性と審美性を両立した理想の口元**を実現できるのです。特に前歯が小さい、歯の色が気になる、歯並びも整えたいという複合的な悩みを持つ方にとって、併用治療は最適な選択肢となります。

ただし、治療の順序を間違えると望むような効果が得られない可能性があります。

治療の順序が重要な理由―矯正とセラミックの関係性

インビザラインとセラミック治療を併用する際、**必ず矯正治療を先に行う**のが基本です。

なぜでしょうか?

インプラントと同様に、セラミックで被せた歯は矯正治療で動かすことが困難になります。セラミックを先に装着してしまうと、その後の歯の移動に制約が生じ、理想的な歯並びを実現できなくなる可能性があるのです。

インビザライン矯正で土台を整える

まず、インビザライン矯正で歯並びと噛み合わせを整えます。透明なマウスピースを1〜2週間ごとに交換しながら、少しずつ歯を理想的な位置へ移動させていきます。

マウスピース1枚で約0.25mm歯が動くため、月に換算すると最大1mm程度の移動量です。治療効果を実感できるのは早い方で2〜3か月目、多くの方は6か月程度で変化を感じ始めます。

矯正治療では、歯を動かすスペースを確保するために抜歯が必要になる場合もあります。例えば、内側に入っている歯を抜歯し、そのスペースを利用して歯並びを整えることで、後にセラミックで理想的な形に仕上げる準備が整います。

ホワイトニングで色調を統一

矯正治療が完了したら、次にホワイトニングを行います。

セラミックの色は一度決めると変更できないため、天然歯を先に希望の白さまで明るくしておくことが重要です。ホワイトニングで綺麗に白くした歯の色に合わせてセラミックを作製することで、自然で統一感のある美しい口元が実現します。

セラミック治療で審美性を完成させる

矯正とホワイトニングで土台が整ったら、いよいよセラミック治療です。

セラミック治療では、歯の形や大きさ、色を理想的に整えることができます。特に前歯が小さい「矮小歯」の場合、矯正だけでは形や大きさは変えられないため、セラミックで被せることで美しいバランスを作り出します。

セラミックの種類と特徴

セラミック治療にはいくつかの種類があります。

**フルジルコニア(オールジルコニア)**は強度が高く、奥歯に適しています。従来のセラミックよりも割れにくく、長期間安定した機能を維持できます。

**ジルコニア+セラミック**は、内側にジルコニアを使用し、表面にセラミックを重ねた構造です。強度と審美性を兼ね備え、前歯に適しています。天然歯のような透明感を再現できるため、自然な仕上がりが期待できます。

**e.max(イーマックス)**は、高い透明性と美しさが特徴です。前歯の審美性を重視する場合に選ばれることが多く、光の透過性が天然歯に近いため、隣接する歯と見分けがつかないほど自然です。

**リバー式ベニア(ラミネートベニア)**は、歯の表面を薄く削り、セラミックの薄い板を貼り付ける方法です。歯を削る量が少なく、短期間で美しい口元を実現できます。

セラミック治療の注意点

セラミックは天然歯を削る必要があります。

また、硬い素材のため、噛み合わせや歯ぎしりが強い方は天然歯を傷つけてしまう場合があります。かみ合わせや歯ぎしりが強すぎる方は、セラミックが割れてしまう可能性もあるため、事前に歯科医師と相談することが大切です。

セラミック治療は自費診療となり、保険適用外です。費用は治療内容によって異なりますが、前歯1本あたり10万円以上が一般的な相場となります。

併用治療の具体的な流れと期間

インビザラインとセラミック治療を併用する場合、一般的な治療の流れは以下のようになります。

カウンセリングと診断

まず、初診カウンセリングで患者様のご要望をしっかりとお聞きします。

歯並びの状態、噛み合わせ、歯の色や形に関する悩み、ライフスタイルなどを丁寧にヒアリングし、最適な治療計画を立案します。3Dスキャナーによる口腔内データ取得を行い、歯列・骨格・咬合の状態を立体的に把握します。

カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行うクリニックもあり、当日治療も可能な場合があります。

インビザライン矯正期間

矯正治療の期間は症例によって異なりますが、一般的に1〜2年程度です。

マウスピースは1日20〜22時間の装着が必要で、食事や歯磨きの際には取り外します。装着時間を守らないと、予定通りに歯が動かず治療期間が延びてしまう可能性があります。

近年では、**PBM healing(光加速矯正装置)**を使用したスピード矯正も可能になりました。歯の周辺組織に近赤外線光を照射することで細胞を活性化させ、歯槽骨の細胞代謝を促進します。通常1年かかる矯正を最短5ヶ月で終えることも可能です。

ホワイトニング期間

矯正治療が完了したら、ホワイトニングを行います。

オフィスホワイトニングの場合、1回の施術で効果を実感できますが、より白さを求める場合は複数回の施術が必要です。ホワイトニングの効果や持続期間には個人差があります。

セラミック治療期間

セラミック治療は、歯を削ってから型取りを行い、セラミックを作製して装着します。

治療回数は症例によって異なりますが、一般的に2〜4回程度の通院が必要です。マイクロスコープを使用した精密な治療を提供するクリニックでは、肉眼の20倍に拡大した視野で細部まで正確な処置が可能となります。

全体の治療期間は、矯正治療とセラミック治療を合わせて1.5〜2.5年程度が目安となります。

併用治療の費用と注意点

インビザラインとセラミック治療を併用する場合、費用は高額になります。

インビザライン矯正の費用相場は約60〜100万円、セラミック治療は1本あたり10〜20万円程度です。併用治療の場合、総額で100万円以上かかることが一般的です。

医療費控除の活用

インビザライン矯正は保険適用外ですが、医療費控除の対象になります。

ケースによっては数十万円の税金が控除される可能性もあるため、治療を受けた方は医療費控除を忘れずに申請しましょう。これにより、実質的な治療費負担を軽減できます。

治療上の注意点

併用治療では、いくつかの注意点があります。

まず、**治療期間が長くなる**点です。矯正治療とセラミック治療を順番に行うため、全体で2年以上かかる場合もあります。

次に、**治療費が高額になる**点です。分割払いが可能なクリニックも多いため、予算に合わせた支払い方法を選ぶことができます。

また、**歯科医院を分けないといけない可能性がある**点にも注意が必要です。インプラント・セラミック・矯正治療を一医院で行うことが可能なクリニックを選ぶことで、治療の連携がスムーズになり、理想的な結果を得やすくなります。

すでにインプラント治療を行っている場合は、埋入済みのインプラント体を除去するケースもあります。インプラントは顎骨と直接結合しているため、歯を動かすために必要な骨吸収や骨添加が起こりません。そのため、すでにインプラントが入っている箇所の矯正は困難です。

併用治療を成功させるためのポイント

インビザラインとセラミック治療の併用を成功させるためには、いくつかのポイントがあります。

経験豊富な歯科医師を選ぶ

併用治療では、矯正治療とセラミック治療の両方に精通した歯科医師を選ぶことが重要です。

インビザライン認定医の資格を持ち、豊富な症例実績がある歯科医師であれば、複雑なケースにも対応できます。特に、**インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医**のような高位ランクを持つ歯科医師は、長年の治療経験と症例の蓄積に基づき、精密な治療計画を立案できます。

また、舌側矯正(裏側矯正)やアンカースクリュー矯正にも精通している歯科医師であれば、インビザラインだけでは対応できない難症例にも対処可能です。

治療計画をしっかり理解する

治療前に、治療計画の詳細をしっかりと理解することが大切です。

どのような順序で治療を進めるのか、どのくらいの期間がかかるのか、費用はどのくらいかかるのかを明確に把握しておきましょう。インビザラインのシミュレーションソフト(クリンチェック)を用いて、歯がどの順番で動くか、動かした後の噛み合わせが適切かを確認できます。

装着時間と口腔ケアを守る

インビザライン矯正では、マウスピースの装着時間を守ることが治療成功の鍵です。

1日20〜22時間の装着が必須で、装着時間が短いと予定通りに歯が動かず、治療期間が延びてしまいます。また、歯が元の位置に戻ってしまう「後戻り」が起きやすくなる点にも注意が必要です。

口腔内の衛生状態を保つことも重要です。マウスピースを装着する前には必ず歯磨きを済ませ、口腔内に汚れが残らないようにしましょう。マウスピースとの間に細菌が繁殖すると、虫歯や歯周病のリスクが高まります。

定期的な通院とメンテナンス

治療中は定期的に通院し、歯の動きや口腔内の状態をチェックしてもらいましょう。

インビザライン矯正では2〜3か月ごとの通院が一般的ですが、セラミック治療後も定期的なメンテナンスが必要です。セラミックは変色しにくく長期間美しさを保てますが、定期的なクリーニングと噛み合わせのチェックを行うことで、より長く良好な状態を維持できます。

まとめ―理想の口元を実現するために

インビザラインとセラミック治療の併用は、歯並びと審美性の両方を改善できる優れた治療法です。

治療の順序を守り、まず矯正治療で歯並びと噛み合わせを整え、次にホワイトニングで色調を統一し、最後にセラミックで形や大きさを理想的に仕上げることで、機能性と審美性を兼ね備えた美しい口元が実現します。

治療期間は長くなり、費用も高額になりますが、長期的な視点で見ると、口腔内の健康を保ちながら理想の口元を手に入れられる価値ある投資です。

経験豊富な歯科医師を選び、治療計画をしっかり理解し、装着時間や口腔ケアを守ることで、治療を成功に導くことができます。

歯並びだけでなく、Eラインの改善を含む顔全体の美しさを考えた審美的矯正治療を提供するクリニックを選ぶことで、自然な美しさに指針を置いて、バランス良く整った顔立ちを目指せます。

理想の口元を手に入れたい方は、ぜひ一度専門の歯科医師にご相談ください。患者様一人ひとりに最適な治療の選択肢をご提案いたします。

詳細はこちら:RIVER CLINIC DENTAL インビザライン

古居 憲
この記事の監修者
院長 古居 憲

マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。

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