MENU

矯正治療を終えた後、なぜ再治療が必要になるのでしょうか。
原因はいくつかありますが、最も多いのは「後戻り」です。
矯正治療後の後戻りで最も多い原因が、リテーナー(保定装置)の装着不足です。矯正装置を外した直後は、歯を支える骨が完全に安定していないため、指示された通りにリテーナーを使用しないと歯が動きやすい状態になっています。
特に治療直後から半年から1年の間は、後戻りが最も起こりやすい時期です。この期間にリテーナーの装着を怠ると、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまう可能性が高まります。
リテーナーの推奨装着時間は、最初の半年から1年は1日20時間以上、その後も夜間の装着が望ましいとされています。この指示を守らないことが、再矯正が必要になる最大の要因なのです。
歯周病になると歯を支える歯槽骨が弱まり、せっかく整えた歯並びが崩れやすくなります。
また、舌で歯を押す癖や口呼吸などの口腔習癖も後戻りの原因となることがあります。特に舌癖は無意識のうちに歯に持続的な力を加えるため、矯正後の歯並びに大きな影響を与えます。
さらに、20代以降に親知らずが生えてくると、前方に圧力がかかって前歯が凸凹になることもあります。親知らずの影響は予測が難しく、矯正治療後に生えてくる場合は特に注意が必要です。
初回の矯正治療において、治療計画が適切でなかった場合や、歯科医師の技術的な問題により理想的な歯並びが実現できなかったケースもあります。
例えば、本来抜歯が必要なケースを無理に非抜歯で治療しようとした場合、歯が並ぶスペースが不足し、歯並び全体が前に飛び出して口元が出ることがあります。このような場合、患者様が仕上がりに満足できず、再治療を希望されることがあります。
また、噛み合わせがしっかりと合わない状態で治療を終えてしまうと、合っていない噛み合わせに対して歯が動き、後戻りしてしまう可能性があります。

再矯正の費用は、後戻りの程度や治療範囲によって大きく異なります。
一般的に、再矯正の費用は初回よりも安くなるケースが多いです。
前歯のみなど部分的な後戻りの場合、20万円〜30万円程度が相場です。
最も多いのが前歯だけが少し動いてしまったケースです。見た目に影響する前歯の後戻りは、比較的早く気づきやすいのが特徴です。治療期間も短く、6ヶ月程度で完了することが多いです。
早期に対処することで、より複雑な問題に発展する前に治療できるため、費用面でもメリットがあります。インビザラインでは約20万円〜25万円程度で対応できることが多いです。
全体的に歯並びが後戻りしてしまった場合は、初回の矯正治療に近い費用がかかることがあります。
インビザラインによる全体再矯正の場合、約50万円〜80万円程度が相場です。ただし、初回の矯正治療で骨格的な問題がすでに改善されているケースでは、再矯正の方が短期間で完了することもあります。治療期間は通常1年〜1年半程度です。
全体的に歯並びを再度治療する必要がある場合は、初回の治療と同程度の費用(70万円〜100万円)がかかる可能性もあります。
単に歯並びだけでなく、噛み合わせにも問題が生じている場合は、より複雑な治療が必要になります。
このようなケースでは、治療費が高くなる傾向があり、80万円以上かかることもあります。噛み合わせの問題は見た目だけでなく機能的な問題も引き起こすため、専門的な診断と治療計画が必要です。
インビザラインでも対応可能ですが、場合によっては他の矯正方法と組み合わせることもあります。
再矯正を検討する際、初回の治療を受けた歯科医院に相談するのがおすすめです。
なぜなら、同じ医院で治療を受けることで費用面でのメリットがあるからです。
歯科医院によっては、後戻りを再治療するための保証期間を設定していることがあります。保証期間内であれば、無料または低価格で再治療を受けられる可能性があります。
保証内容は医院によって異なりますが、治療後1〜3年程度の保証期間を設けているところが多いです。保証を受けるためには、定期的な検診を受けることや、リテーナーの装着指示を守ることが条件となる場合がほとんどです。
歯科医院によっては、再矯正を検討している方の負担を軽くするための「再矯正プラン」を用意しているところもあります。
別の医院にて矯正治療をした場合でも、後戻りの再矯正を部分矯正と同じ費用で提供している医院もあります。治療費は20万円〜30万円ほどです。
1回目の矯正治療をした医院と後戻りを治療する歯科医院が異なる場合、治療費が大きく変わってくる可能性がありますので、何か問題がない限りは実際に矯正治療を受けた歯科医院に相談してみるのが得になります。
同じ医院で再治療を受ける場合、初回治療時のデータ(レントゲン、口腔内写真、治療計画など)が残っているため、診断がスムーズに進みます。
また、担当医が患者様の口腔内の状態や治療経過を把握しているため、より適切な治療計画を立てやすくなります。これにより、検査費用の一部が省略できることもあります。

再矯正の費用負担を少しでも軽くするために、いくつかのポイントがあります。
後戻りは早期に発見して対処することで、治療費を大幅に抑えることができます。
後戻りした歯を長期間放置せず、気づいたらすぐに歯科医院を受診することが重要です。後戻りした歯のズレが少ないと、治療期間も短期間で済み、装置も部分的なもので対応できる可能性が高いので費用を安く抑えることができます。
定期的な検診を受けることで、後戻りの兆候を早期に発見できます。矯正治療後も、半年に1回程度は歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
再矯正の費用も医療費控除の対象となる場合があります。
医療費控除とは、1年間に支払った医療費が10万円を超えた場合、確定申告をすることで所得税の一部が還付される制度です。矯正治療は高額になることが多いため、医療費控除を活用することで実質的な負担を軽減できます。
ただし、美容目的と判断される場合は控除の対象外となることもあるため、事前に確認が必要です。
一括での支払いが難しい場合は、分割払いやデンタルローンを利用することで、月々の負担を軽減できます。
多くの歯科医院では、クレジットカードの分割払いやデンタルローンに対応しています。デンタルローンは一般的なローンよりも金利が低く設定されていることが多いため、長期的な支払い計画を立てやすいです。
再矯正が必要にならないよう、初回の矯正治療から適切な対応を心がけることが大切です。
矯正治療の成功は、歯科医師の技術と経験に大きく左右されます。
矯正専門の歯科医師や、豊富な症例実績を持つ医師を選ぶことが重要です。特にインビザライン矯正の場合、認定医の資格や症例数を確認することをおすすめします。
また、治療前のカウンセリングで、Eラインや横顔のバランスを考慮した治療計画を立ててくれるか、必要に応じて抜歯やIPR(歯と歯の間を削る処置)を提案してくれるか、骨格タイプをしっかり診断しているかなどを確認しましょう。
治療を始める前に、治療計画の内容を十分に理解することが大切です。
自分の理想の口元や歯の位置、歯並びに対する希望はできるだけ歯科医師に伝え、矯正治療のゴールをあらかじめ歯科医師と患者で擦り合わせておく必要があります。そうすることで、ゴールのすれ違いによって口元が出てしまうリスクを減らすことができます。
治療前後のシミュレーション画像を見せてもらい、仕上がりのイメージを共有することも重要です。
矯正治療後の後戻りを防ぐために、リテーナーの装着指示を必ず守りましょう。
リテーナーの装着時間が短かったり、自己判断で装着を中断したりすると、歯が元の位置に戻りやすくなります。特に治療直後の半年から1年は、指示された装着時間を厳守することが重要です。
また、リテーナーの装着方法が間違っている場合も、十分な効果が得られません。装着方法に不安がある場合は、遠慮なく歯科医師に確認しましょう。
矯正治療後も、定期的に歯科医院で検診を受けることが大切です。
定期検診では、歯並びの状態やリテーナーの適合性をチェックし、後戻りの兆候を早期に発見できます。また、歯周病や虫歯などの口腔内トラブルも早期に発見・治療できるため、歯並びの安定にもつながります。
矯正治療後も、半年に1回程度は歯科医院でチェックを受けることをおすすめします。
矯正のやり直しが必要になる主な原因は、リテーナーの装着不足による後戻り、歯周病や口腔習癖の影響、そして治療計画の不備です。
再矯正の費用は、後戻りの程度によって大きく異なります。部分的な後戻りであれば20万円〜30万円程度、全体的な後戻りの場合は50万円〜100万円程度が相場です。同じ歯科医院で再治療を受けることで、保証期間の活用や再矯正プランの利用により、費用を抑えられる可能性があります。
再矯正を避けるためには、初回の治療から信頼できる歯科医師を選び、治療計画を十分に理解し、リテーナーの装着指示を守り、定期的な検診を受けることが大切です。
矯正治療は、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた取り組みです。歯並びに少しでも気になる点がある方、将来の歯の健康を考え始めたい方は、まずはカウンセリングで現状を把握するところから始めてみてください。
当院では、こうした予防的観点も踏まえた矯正治療を大切にしています。矯正が必要かどうかも含め、専門的な視点で丁寧にご説明いたします。
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。