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歯列矯正のメリット・デメリット〜治療前に知っておくべきこと

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歯列矯正のメリット・デメリット〜治療前に知っておくべきこと

歯列矯正は見た目だけではない、本当の意義とは

「歯並びを整える=見た目を良くする治療」と思われがちな矯正歯科ですが、実際には”将来の歯を守るための医療”という側面もあります。

近年、大人になってから矯正を始める方が増えている背景には、審美意識の高まりだけでなく、「自分の歯で長く食事を楽しみたい」「年齢を重ねても健康な口元でいたい」という予防意識の向上があります。

歯並びが乱れていると、特定の歯に過剰な力がかかりやすく、歯の摩耗や破折、歯周組織への負担につながることがあります。また、歯が重なっている部位は清掃が難しく、プラークが残りやすいため、むし歯や歯周病リスクが高まる傾向があります。

矯正治療によって歯列が整うと、ブラッシング効率が上がり、結果として口腔内を清潔に保ちやすくなる可能性があります。これは、将来的な治療介入を減らすという意味でも意義のあることです。

歯列矯正のメリット〜健康と審美の両面から

噛み合わせの改善による健康効果

矯正治療の最大のメリットの一つは、噛み合わせの改善です。

正しい噛み合わせは、食べ物をしっかりと咀嚼できるだけでなく、顎関節への負担を軽減します。不正咬合が原因で顎関節症を発症するケースもあり、矯正治療によって症状が改善される可能性があります。

ただし、矯正治療だけで顎関節症が完治するわけではありません。顎関節症の患者さんには、スプリント療法(マウスピースのようなものを装着して顎関節症を改善する方法)と矯正治療を併用した場合、改善の効果は主にスプリント療法によるものであったという研究結果もあります。

矯正治療と顎関節症の関連については、十分な配慮のもとに適切な矯正治療を行う必要があります。

清掃性の向上とむし歯・歯周病予防

歯並びが整うと、歯ブラシやデンタルフロスが届きやすくなります。

歯と歯の間にある食べかすや歯垢を取り除くことが容易になるため、むし歯や歯周病のリスクを下げることができます。特に歯ブラシでは届かない狭い歯間の汚れを落とすことに長けており、口臭の原因となる食べかすの除去にも効果的です。

矯正治療中は装置があるため清掃が難しくなりますが、治療後は格段に清掃しやすくなります。

審美的な改善とEラインの向上

歯並びだけでなく、横顔の美しさやバランスを向上させることも矯正治療の大きなメリットです。

Eライン(鼻先と顎先を結んだ線)の改善により、横顔のコンプレックスを克服できる場合があります。口元の美しさだけでなく顔全体の美しさを考えた治療が可能で、審美歯科的な視点やノウハウも活かしながら、バランス良く整った顔立ちを目指すことができます。

矯正治療は「歯並びを治す」というイメージが強いですが、実際にはEラインの改善も行われ、審美的に良い矯正が期待されます。

歯列矯正のデメリット〜知っておくべき現実

治療期間の長さと通院の負担

矯正治療は短期間で終わる施術ではなく、数ヵ月〜数年単位で取り組む医療です。

ワイヤー矯正の場合、全体矯正であれば1〜3年程度、部分矯正であれば数ヶ月〜1年程度の治療期間が必要です。マウスピース矯正も同様に、症例によっては長期間の装着が必要になります。

通院回数も矯正方法によって異なります。ワイヤー矯正では月に1回程度の調整が必要ですが、マウスピース矯正の場合は2〜3ヶ月に1回の通院で済む場合もあります。

ただし、当院ではPBM healing(光加速矯正装置)を使用したスピード矯正を多くの方に行っており、日本でもトップクラスの症例数です。通常1年かかる矯正であれば、最短で5ヶ月で矯正を終えることも可能です。

費用負担と経済的な側面

矯正治療は基本的に自費診療となるため、費用負担が大きくなります。

表側矯正の場合は50〜110万円、裏側矯正の場合は81〜160万円、ハーフリンガル矯正の場合は74〜130万円程度が相場です。マウスピース矯正も同様に、症例やプランによって費用が異なります。

費用は症状やプランによって異なり、軽度症例向けのプランから全顎矯正まで段階的に用意されています。検査後に総額を明示し、追加費用の可能性についても事前に説明することが重要です。

治療中の痛みや違和感

矯正治療中は、装置による痛みや違和感を感じることがあります。

ワイヤー矯正の場合、装置が口の中に当たって口内炎ができたり、食べ物がひっかりやすくなったりします。また、装置の厚みで口元が前に出て見えることもあります。

マウスピース矯正の場合は、装置が透明で目立ちにくく、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には一時的に外すことができます。ただし、1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。

そのため、自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正を含めた別の選択肢をご提案することもあります。

マウスピース矯正とワイヤー矯正の違い

マウスピース矯正(インビザライン)の特徴

マウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で目立ちにくく、取り外し可能な点が特徴です。

食事や歯磨きが通常通り行えるため、口腔衛生管理を維持しやすいというメリットがあります。また、専用のソフトウェアを使用して3Dシミュレーションを作成し、治療の進行管理を行います。このシミュレーションに基づいて、患者さまの歯列がどのように移動するかを予測し、治療計画を立てます。

インビザラインは、最初に1回採った歯型を3Dデジタル化し、治療完了までの緻密な治療計画を立てます。インビザライン・マウスピースは、米アライン社の工場で、治療計画を忠実に具現化するため、再現性・正確性は群を抜いていると言えます。

一方で、すべての症例に適応できるわけではなく、歯並びや骨格、抜歯の必要性などによって適応可否が変わります。また、1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。

ワイヤー矯正の特徴

ワイヤー矯正は、歯科医がワイヤーの形や太さを調整し、歯に適切な力をかけることで、歯を理想の位置に移動させる方法です。

精密さと高い効果で知られており、それぞれの歯に対して細かい調整が可能です。他の矯正方法と比較して、ワイヤー矯正はほとんどの歯並びに対応できます。特に抜歯矯正など歯列の大きなズレや複雑な歯並びの場合には、ワイヤー矯正が最適な選択肢となることが多いです。

ワイヤー矯正には、表側矯正、裏側矯正、ハーフリンガル矯正の3種類があります。表側矯正は歯の表側にブラケットとワイヤーを取り付ける方法で、目立つ可能性がありますが、適用範囲の広さと実績の多さから、多くの歯科医院で採用されています。

裏側矯正は歯の裏側に装置を取り付ける方法で、外から見えにくいというメリットがありますが、舌に装置が触れることがあり、発音に影響が出る場合があります。ハーフリンガル矯正は、上の歯は裏側、下の歯は表側に装置を取り付ける方法で、裏側矯正と表側矯正の中間的な選択肢です。

矯正治療の流れと注意点

治療前の精密検査と診断

治療前には、レントゲン撮影、口腔内写真、噛み合わせ評価、口腔内スキャンなどの精密検査を行います。

3Dシミュレーションソフトを用いて歯の移動計画を可視化し、治療後の歯並びイメージを事前に確認できるため、患者さま自身が納得したうえで開始できる点も特徴です。なお、シミュレーションはあくまで予測であり、実際の進行は個人差があります。

当院では、カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行います。お急ぎの方は、当日治療まで行いますので、ご予約時にお申し付けください。

治療中のメインテナンスと自己管理

矯正治療中は虫歯や歯周病のリスクが高まるため、メインテナンスが重要となります。

歯科衛生士がちゃんと在籍しているか、いなければ歯科医師はどこまでやってくれるのかを確認することが大切です。ワイヤー矯正の場合、装置があるため清掃が難しくなりますが、デンタルフロスを使用することで、ワイヤーや矯正装置の隙間の汚れを効率的に取り除くことができます。

マウスピース矯正の場合は、取り外しが可能なため、食事や歯磨きの際には一時的に外すことができます。ただし、1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。

治療後の保定期間とリテーナー

矯正終了後は後戻りを防ぐための保定期間が必要です。

リテーナー装着と定期チェックを行い、歯列の安定性を向上させます。保定期間中は、リテーナーを指示通りに装着することが重要です。保定期間を怠ると、せっかく整えた歯並びが元に戻ってしまう可能性があります。

矯正歯科・矯正医の選び方

認定医・指導医の重要性

矯正医は矯正学会の認定医・指導医であった方が好ましいです。

学会は日本矯正歯科学会など、歴史と認定医取得のハードルがしっかりしているものが良いと思います。常勤である必要はありませんが、少なくとも診断は矯正医が行ってくれる医院が良いと思われます。

当院の院長は、インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医、インコグニート舌側矯正認定医、ハーモニー舌側矯正認定医など複数の矯正治療資格を保有しています。圧倒的な症例実績でこれまでに様々な悩みを持つ患者様に技術を提供してきました。

設備と治療環境の確認

マイクロスコープを使用した精密な治療を提供しているかどうかも重要です。

マイクロスコープは肉眼に比べ視野を20倍に拡大することができるため、細部の正確な処置が可能となります。患者さまの立場に立ち、見た目の向上だけでなく虫歯の再発リスクを抑えることや歯をなるべく残す治療を実現するために、先進医療機器や高性能な治療材料を使用しているかを確認しましょう。

また、患者様のプライバシーに配慮した空間で治療をお受けいただけるかどうかも重要です。全室個室でVIPルーム完備、バリアフリーとなっている医院であれば、より多くの患者様がご来院いただけます。

総合的な治療が可能かどうか

インプラント・セラミック・矯正治療を一医院で行うことが可能かどうかも確認しましょう。

矯正治療だけでなく、虫歯や歯周病、詰め物や被せ物のやり変えが必要な場合は、一般歯科での矯正治療が適している場合があります。他院では難しいと言われるような患者様の治療を多く担当している医院であれば、安心して治療を受けることができます。

また、歯科麻酔医が在籍しているかどうかも重要です。恐怖心が強い患者様にはセデーション(静脈内鎮静法)を用いることができ、半分眠っているようなリラックスした状態で治療を受けていただけます。

まとめ〜矯正治療は長期的な口腔の健康への投資

矯正治療は、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた提案を重視することが大切です。

歯並びに少しでも気になる点がある方、将来の歯の健康を考え始めたい方は、まずはカウンセリングで現状を把握するところから始めてみてください。矯正が必要かどうかも含め、専門的な視点で丁寧にご説明いたします。

当院では、こうした”予防的観点”も踏まえた矯正治療を大切にしています。中でもマウスピース型矯正装置(インビザライン)は、透明で目立ちにくく、取り外し可能な点が特徴です。食事や歯磨きが通常通り行えるため、口腔衛生管理を維持しやすいというメリットがあります。

一方で、すべての症例に適応できるわけではなく、歯並びや骨格、抜歯の必要性などによって適応可否が変わります。また、1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。そのため、自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正を含めた別の選択肢をご提案することもあります。

矯正治療は短期間で終わる施術ではなく、数ヵ月〜数年単位で取り組む医療です。だからこそ当院では、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた提案を重視しています。

歯列矯正について詳しく知りたい方、ご自身に合った治療方法を相談したい方は、ぜひ一度カウンセリングにお越しください。専門的な視点で丁寧にご説明し、あなたに最適な治療プランをご提案いたします。

詳細はこちらインビザライン マウスピース矯正

古居 憲
この記事の監修者
院長 古居 憲

マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。

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