MENU
INDEX

矯正治療を検討する前に、まずは両者の基本的な特徴を理解しておきましょう。
ワイヤー矯正は、歯の表面にブラケットと呼ばれる小さな装置を取り付け、そこにワイヤーを通して歯を動かす最も一般的な矯正方法です。ワイヤーの力を利用して歯並びを整えていくため、複雑な歯の動きにも対応できる特徴があります。
一方、マウスピース矯正は透明なプラスチック製のマウスピースを使用します。代表的なものにインビザラインがあり、2〜3週間ごとに少しずつ形状の異なるマウスピースに交換しながら、徐々に歯を理想的な位置に動かしていきます。
マウスピース矯正の最大の特徴は、装置が透明で目立ちにくく、取り外しができるという点です。食事や歯磨きの際には外すことができるため、日常生活への影響が少ないという利点があります。
ワイヤー矯正には表側矯正、裏側矯正、ホワイトワイヤー矯正などの種類があります。それぞれ見た目や装着感が異なりますが、基本的な治療原理は同じです。歯に固定された装置を使って確実に歯を動かしていきます。
マウスピース矯正の代表的なものには、インビザライン、キレイライン、その他のマウスピース矯正システムがあります。日本国内だけでも20種類以上あり、それぞれに特徴があります。当院ではインビザラインを導入しており、世界で1,950万人以上が治療を受けている実績のあるシステムです。
矯正治療を検討する際、多くの方が気にされるのが「見た目」です。
ワイヤー矯正は、金属製のブラケットとワイヤーを使用するため、どうしても目立ってしまいます。特に表側矯正では、会話や笑顔の際に装置が見えるため、人によっては気にされる方も多いでしょう。
近年では白いセラミック製のブラケットや透明なブラケットも選べるようになり、従来の金属製よりは目立ちにくくなっています。また、裏側矯正を選べば外からはほとんど見えませんが、費用が高くなる傾向があります。
マウスピース矯正は透明なプラスチック製のため、数メートル離れると装着していることがほとんど分からないほど目立ちません。会議や接客など、人と対面する機会が多い方にとって、この「目立ちにくさ」は大きなメリットとなります。
実際に当院でも、仕事の関係でワイヤー矯正を避けたいという理由でマウスピース矯正を選ばれる方が多くいらっしゃいます。見た目を最優先するなら、マウスピース矯正が圧倒的に優位と言えるでしょう。
矯正治療中の痛みは、患者様にとって大きな関心事です。
痛みの感じ方は人によって様々なので一概には言えませんが、どちらかといえばマウスピース矯正の方が痛みは少ない傾向にあります。ワイヤー矯正は強い力で歯を動かすのに対し、マウスピース矯正はプラスチックの弾力を利用した弱い力で少しずつ歯を矯正していくからです。
矯正治療をしたときの痛みは常にあるというわけではなくて、治療開始直後が一番、痛みを感じやすいです。ワイヤー矯正では、ワイヤー調整後の数日間、歯が動く痛みや違和感を感じることがあります。
マウスピース矯正でも、新しいマウスピースに交換した直後は締め付け感や軽い痛みを感じることがありますが、多くの場合、数日で慣れていきます。私の臨床経験では、マウスピース矯正の方が痛みに関する訴えが少ない印象です。
違和感に関しては、ワイヤー矯正の場合、ブラケットやワイヤーが頬や唇に当たることで口内炎ができやすくなることがあります。一方、マウスピース矯正は歯全体を覆う形状のため、粘膜への刺激は少ないです。
ただし、マウスピース矯正は1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。そのため、自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正を含めた別の選択肢をご提案することもあります。
矯正期間は、人それぞれ歯並びの状態によって異なるため、数ヶ月〜2年以上と大きく異なります。
あえて白黒をつけるとしたら、ワイヤー矯正の方が早く終わるかもしれません。理由は、ワイヤー矯正は矯正装置をつけっぱなしにするため常に矯正の力が働いている点、マウスピース矯正に比べてワイヤー矯正の方が強い力で歯を動かすことができるのが理由です。
ただし、ワイヤー矯正とマウスピース矯正とでは、扱う症例にそもそも違いあることも多いので矯正の期間を一般化するのは基本的には難しいです。
通院頻度に関しては、ワイヤー矯正の場合、約4週に1回の調整が必要です。一方、マウスピース矯正は約6〜8週に1回の通院で済むことが多く、忙しい方にとっては大きなメリットとなります。
当院では、PBM healing(光加速矯正装置)を使用したスピード矯正を多くの方に行っており、日本でもトップクラスの症例数です。歯の周辺組織に近赤外線光を照射することによって細胞を活性化させ、歯を支える歯槽骨の細胞の代謝が促されることにより、通常よりも歯を速く移動させることができます。通常1年かかる矯正であれば、最短で5ヶ月で矯正を終えることも可能です。

日常生活への影響は、矯正方法を選ぶ上で重要なポイントです。
ワイヤー矯正の場合は、食べられるものに制限があります。例えば、粘着性の高い、ガムやキャラメル、お餅といった食べ物は矯正装置に付着してしまう可能性があるのでNG。歯に挟まりやすいニラやネギといった野菜類もNGです。
また、歯で噛みちぎらなければいけない硬めのパンやスルメイカなどは、強い力で噛んだときに矯正装置が外れてしまう可能性があるので食べられません。この辺りがワイヤー矯正のデメリットです。
一方、マウスピース矯正の場合、食事中はアライナーを取り外すことができるので、今までと変わりなく食事を楽しむことができます。ただし、マウスピースをしたまま、うっかり熱いお茶などを飲んでしまうとマウスピースが変形してしまう恐れがあるので、軽食の際のアライナーの脱着に注意が必要です。
歯磨きに関しても、ワイヤー矯正の場合は、金属の矯正装置をつけているため歯磨きには工夫が必要になります。矯正装置の間は、食べかすが残りやすく、丁寧に磨くためには歯ブラシだけでなく歯間ブラシやタフトブラシなどを使う必要があります。
マウスピース矯正の場合はアライナー(矯正装置)の脱着ができるので、今までと同じように歯磨きができます。これは口腔衛生管理を維持しやすいというメリットがあります。
矯正方法を選ぶ際に最も重要なのは、ご自身の歯並びの状態に適した治療法かどうかという点です。
ワイヤー矯正は、軽度から重度まであらゆる不正咬合に対応できる万能な治療法です。特に大きく歯を動かす必要がある場合、奥歯を含めた全体的な咬み合わせの調整が必要な場合、歯を回転させるなど複雑な動きが必要な場合、抜歯を伴う治療が必要な場合に効果的です。
一方、マウスピース矯正は技術の進歩により対応できる症例が広がってきていますが、依然として限界があります。特に大幅な歯の移動が必要な場合、複雑な回転移動が必要な場合、垂直方向の歯の移動(圧下・挺出)が必要な場合では効果が限定的な場合があります。
インビザラインのようなマウスピース矯正は、前歯だけでなく奥歯も含めた全体矯正に対応していますが、症例によっては適応できないケースもあります。治療前には、レントゲン撮影、口腔内写真、噛み合わせ評価、口腔内スキャンなどの精密検査を行い、3Dシミュレーションソフトを用いて歯の移動計画を可視化します。
治療後の歯並びイメージを事前に確認できるため、患者様自身が納得したうえで開始できる点も特徴です。なお、シミュレーションはあくまで予測であり、実際の進行は個人差があります。
私の臨床経験では、出っ歯や受け口など複雑な症例でも、インビザラインなら確実に対応できることが多いです。ただし、症例によっては抜歯が必要になるケースもあります。
矯正治療の費用は、症状やプランによって大きく異なります。
ワイヤー矯正の費用相場は、一般的に60〜100万円程度です。表側矯正が最も費用を抑えられ、裏側矯正は高額になる傾向があります。
マウスピース矯正の費用相場は、インビザライン コンプリヘンシブ(全体矯正)で70〜120万円、インビザライン モデレート(中程度の矯正)で50〜90万円、インビザライン ライト(軽度の矯正)で35〜60万円です。
費用は症状やプランによって異なり、軽度症例向けのプランから全顎矯正まで段階的にご用意しています。検査後に総額を明示し、追加費用の可能性についても事前に説明しています。
また、矯正終了後は後戻りを防ぐための保定期間が必要で、リテーナー装着と定期チェックを行います。これらの費用も含めて、トータルコストを考慮することが大切です。

ここまでの比較を踏まえて、症例別の選び方をご紹介します。
目立ちにくい矯正を希望される方、仕事や社会生活で人と接する機会が多い方、食事制限を避けたい方、通院回数を少なくしたい方、軽度〜中等度の歯並びの乱れの方に適しています。
特に、前歯の軽度のがたつきや、すきっ歯の改善を希望される方には、マウスピース矯正で十分対応できることが多いです。「結婚式までに前歯だけ整えたい」といった明確な目標がある方には、短期間で効果が出るので、患者様の満足度も高いですね。
重度の歯並びの乱れがある方、複雑な歯の移動が必要な方、抜歯を伴う治療が必要な方、自己管理が難しい方、確実に治療を進めたい方に適しています。
ワイヤー矯正は固定式のため、装着時間を気にする必要がなく、確実に治療が進みます。また、複雑な症例にも対応できるため、他院で「マウスピース矯正では難しい」と言われた方でも治療可能な場合があります。
症例によっては、ワイヤー矯正とマウスピース矯正を併用する治療も可能です。例えば、最初はワイヤー矯正で大きく歯を動かし、仕上げにマウスピース矯正で微調整するといった方法もあります。
当院では、インプラント、セラミック、矯正治療を一医院で行うことが可能で、他院では難しいと言われるような患者様の治療を多く担当させて頂いております。歯並びだけでなく、横顔の美しさやバランスを向上させることが期待される審美的に良い矯正も得意としております。
マウスピース矯正とワイヤー矯正、それぞれに特徴があります。
マウスピース矯正は、目立ちにくい、痛みが少ない、食事制限がない、通院回数が少ないなどのメリットがあります。一方で、適応症例に限界があり、自己管理が必要という点がデメリットです。
ワイヤー矯正は、あらゆる症例に対応できる、確実に治療が進む、自己管理が不要などのメリットがあります。一方で、目立つ、痛みが強い傾向がある、食事制限があるという点がデメリットです。
矯正治療は短期間で終わる施術ではなく、数ヵ月〜数年単位で取り組む医療です。だからこそ当院では、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた提案を重視しています。
歯並びに少しでも気になる点がある方、将来の歯の健康を考え始めたい方は、まずはカウンセリングで現状を把握するところから始めてみてください。矯正が必要かどうかも含め、専門的な視点で丁寧にご説明いたします。
当院では、カウンセリングから診断に必要なレントゲン撮影まで無料で行います。お急ぎの方は、当日治療まで行いますので、ご予約時にお申し付けください。
あなたに最適な矯正方法を一緒に見つけましょう。詳しくは、インビザライン マウスピース矯正のページをご覧ください。
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。