施設基準に関するお知らせ

MENU

マウスピース矯正が痛いのはいつまで?〜痛みの原因と対処法

  • 矯正歯科
  • ドクターブログ
  • インビザライン
  • 矯正
マウスピース矯正が痛いのはいつまで?〜痛みの原因と対処法

マウスピース矯正の痛み・・・いつまで続くのか不安に感じていませんか?

マウスピース矯正を検討されている方、あるいは既に治療を始められた方の中には、「痛みはどれくらい続くのか」「この痛みは正常なのか」と不安を感じている方も多いのではないでしょうか。

矯正治療では歯を動かすため、どうしても多少の痛みや違和感が伴います。

しかし、マウスピース矯正は従来のワイヤー矯正と比較して痛みが少ないことが特徴です。

実際に、新しいマウスピースに交換した直後の2〜3日がピークで、その後は徐々に軽減していくケースがほとんどです。

私は年間数百症例のインビザライン治療を手がけるブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として、患者さんの痛みを最小限に抑える方法を日々研究しています。この記事では、マウスピース矯正の痛みの原因、ワイヤー矯正との違い、痛みを和らげる具体的な方法、そして我慢できない場合の対処法を詳しく解説します。

快適な矯正生活を送るためのヒントが満載ですので、ぜひ最後までお読みください。

マウスピース矯正で感じる痛みの特徴

まずは、マウスピース矯正で感じる痛みの特徴について説明します。

痛みの程度や原因を理解することで、心の準備ができ、不安も軽減されるでしょう。

痛みというより「圧迫感」や「違和感」

マウスピース矯正の痛みは、ワイヤー矯正と比べると格段に軽いのが特徴です。

歯を一気に動かすのではなく、少しずつ段階的に動かしていくため、日々の痛みが分散されるからです。

私の患者さんからも「思ったほど痛くなかった」という声をよく聞きます。

マウスピース矯正で感じる痛みは、多くの場合「痛み」というよりも「圧迫感」や「違和感」と表現される方が適切です。患者さんからは以下のような感想をよく聞きます。

  • 窮屈な感じがする
  • 歯に少し圧迫感がある
  • 歯が覆われていて違和感がある
  • マウスピースが頬や舌に少し当たる

これらの感覚は、我慢できないほどの強い痛みにつながることはほとんどありません。

また、食事の際はマウスピースを外すため、食事中に痛みを感じることもほぼないのです。

痛みを感じやすいタイミング

マウスピース矯正で痛みや違和感を感じやすいタイミングは主に3つあります。

1つ目は、初めてマウスピースを装着した時です。慣れない異物感から違和感を覚えるのは自然なことです。多くの場合、3日から1週間程度で徐々に慣れていきます。

2つ目は、新しいマウスピースに交換した時です。マウスピース矯正は通常、1〜2週間ごとに新しいマウスピースに交換していきます。新しいマウスピースは前のものより少し歯を動かす設計になっているため、交換直後は圧迫感を感じることがあります。

どうですか?

あなたも新しい靴を履いた時の違和感を思い出してみてください。最初は少し窮屈でも、履いているうちに足に馴染んでくるのと似ています。

3つ目は、装着時間が不十分だった場合です。マウスピース矯正は1日20〜22時間の装着が推奨されています。装着時間が足りないと、歯が後戻りしてしまい、再度マウスピースを装着した際に痛みを感じることがあります。

マウスピース矯正で痛みを感じる原因

マウスピース矯正中に感じる痛みや不快感には、いくつかの原因があります。

これらを理解することで、適切な対処法を選ぶことができます。

まず知っておいていただきたいのは、矯正治療による痛みは「歯が動いている証拠」だということです。

全く痛みがないとすれば、それは治療が進んでいない可能性もあります。適度な圧迫感は、治療が順調に進んでいるサインと捉えることができます。

歯の移動による痛み

マウスピース矯正の基本的な仕組みは、マウスピースの力で歯を少しずつ動かしていくことです。

歯が動く際、歯根膜という組織が伸び縮みし、これが痛みや違和感の原因となります。

歯の周りには歯槽骨という骨があり、矯正治療ではこの骨のリモデリング(再構築)が行われます。骨が溶けて作り直される過程で、炎症反応に近い状態が起こるため、痛みを感じるのです。

マウスピース矯正では、1枚のマウスピースで約0.25mmずつ歯を動かします。この移動量は、ワイヤー矯正と比べて非常に小さいため、痛みも軽減されます。

マウスピースが当たることによる痛み

マウスピースの縁が歯茎や頬の粘膜に当たって、痛みを感じることがあります。

特に、マウスピースの形状が合っていない場合や、歯茎が腫れている場合に起こりやすいです。

ただし、マウスピース矯正は滑らかなプラスチック製のマウスピースなので、ワイヤー矯正のように装置が口内に当たって口内炎ができるリスクは大幅に低減されます。

アタッチメントによる違和感

マウスピース矯正では、歯にアタッチメントという小さな突起を付けることがあります。

これは歯を効率的に動かすためのものですが、食事の際にマウスピースを外すと、アタッチメントが頬の粘膜に当たって痛みを感じることがあります。

その場合は歯科医院でアタッチメントの先を少し削って丸くするなど、対応が可能です。

ワイヤー矯正との痛みの違い

ワイヤー矯正とマウスピース矯正では、痛みの質と程度に大きな違いがあります。

ワイヤー矯正では、すべての歯をワイヤーでつなぎ、一気に歯を動かすためのテンションをかけるため、強い痛みを感じる方が多いです。

痛みの強さと持続期間

ワイヤー矯正では、装置を調整した翌日が最も痛みを感じ、その後2〜3日間痛みが続き、1週間もすればほとんど痛みを感じなくなるといわれています。

一方、マウスピース矯正では、新しいマウスピースに交換して最初の2〜3日間に最も歯が動くため、この時期に痛みを感じることが多いです。長くても1週間ほどで痛みが治まるケースがほとんどです。

痛みの程度は個人差が大きく、締め付けられるように痛いという方もいますが、違和感がある程度という方もいます。

口内炎のリスク

ワイヤー矯正では、装置が口内に当たって口内炎ができることもあります。

特にワイヤー矯正の場合は、装置が歯肉、唇、舌などに当たりやすいため、痛みが出たり口内炎になったりすることが頻繁にあります。

これに対して、マウスピース矯正は滑らかなプラスチック製のマウスピースなので、口内炎のリスクが大幅に低減されます。

私の臨床経験から言えば、ワイヤー矯正からマウスピース矯正に切り替えた患者さんの多くが「こんなに違うのか」と驚かれます。特に痛みに敏感な方や、お仕事で人前に立つ機会の多い方には、マウスピース矯正をおすすめしています。

マウスピース矯正の痛みはいつまで続く?

マウスピース矯正の痛みがいつまで続くのかは、多くの方が気になるポイントです。

新しいマウスピース交換後の痛み

新しいマウスピースに交換すると、痛みを感じることがあります。

交換して3日程度が痛みのピークで、その後徐々に痛みが治まることが多いです。

これは、新しいマウスピースが現在の歯並びとぴったり合っておらず、約0.25mm歯が動いた状態の形に設計されているからです。

マウスピースを長時間はめ続けることで、マウスピースの形にぴったり合うように、歯が少しずつ動いていきます。

先述した違和感やうずき、歯が動く際の痛みは2〜3日すれば和らぎます。

初めて装着した時の痛み

初めてマウスピースを装着した時は、慣れない異物感から違和感を覚えるのは自然なことです。

多くの場合、3日から1週間程度で徐々に慣れていきます。

痛みの程度には個人差がありますが、子どもの矯正では3日ほど、成人の矯正では1週間ほど痛みが持続します。それ以降は、徐々に軽快していくことが多いです。

装着時間が不十分だった場合

長期間マウスピースを装着しなかった場合、後戻りが起きていることがあります。

痛みを強く感じるときは歯科医に相談しましょう。

マウスピース矯正は1日20〜22時間の装着が推奨されています。装着時間が足りないと、歯が後戻りしてしまい、再度マウスピースを装着した際に痛みを感じることがあります。

マウスピース矯正の痛みを和らげる7つの対処法

痛みを感じる場合は、まずは担当の歯科医に相談してみましょう。

その他ご自身で行うことができる、痛みの対処法をご紹介していきます。

1. 鎮痛剤を服用する

我慢できない、寝られないほど痛みを感じる場合は、市販の鎮痛剤を飲んでみましょう。

ただし「イブプロフェン(ロキソニンなど)」の鎮痛薬は抗炎症作用があり、歯の移動を阻害する可能性があるため服用に注意が必要です。

「アセトアミノフェン(カロナール錠、コカールなど)」であれば、消炎作用がほとんどないため歯の移動を阻害しません。矯正治療中におすすめの鎮痛薬です。

痛みが気になる場合は、市販の鎮痛薬を飲むと痛みが緩和されます。ただし、鎮痛薬は飲み続けないようにしましょう。

2. マウスピースを一時的に外す

マウスピースが当たって痛い場合は、一時的に外して様子を見ましょう。

新しいマウスピースへ交換した直後は痛みがでやすいため、一時的に外すことで痛みが和らぐことがあります。

ただし、あまりにも長時間外していると、歯に矯正力がかからなくなります。マウスピースの装着時間によって効果が大きく異なるため、取り外す時間には注意が必要です。痛みが落ち着いたら、様子を見ながら装着することを忘れてはなりません。

3. 炎症を冷やす

とくに痛みが強い箇所がある場合、氷や保冷剤で患部を冷やしましょう。

矯正治療は、歯周組織の炎症を利用した治療です。そのため、歯が積極的に動いている期間は、炎症を起こしていることになります。

運動したあとやお風呂上りなど、身体が温まって血流がよくなると、痛みが増すこともあります。ほてっている部分を冷やすことで炎症がおさまり、痛みの緩和にもつながるでしょう。

4. マウスピースの形を整える

マウスピースの縁が当たって痛い場合は、少しだけ削って形を整える方法があります。

自宅にある爪を整えるやすりなどを使用するとよいでしょう。念のため、削る前に電話などでかかりつけの歯科医師に相談しておくと安心です。

また、マウスピース全体が当たって痛みが出ている場合は、自分で削ると形が変わりすぎる恐れがあるため、歯科医院で調整してもらうことをおすすめします。

5. 柔らかいものを食べる

矯正治療中は、硬いものは痛くて噛めないことがあります。

痛いときは、なるべく柔らかいものを食べましょう。おすすめは、おかゆ、スープ、卵料理、豆腐料理、煮物(柔らかく煮る)、麺類(少し長めに茹でる)などです。

フランスパン、ステーキなどの硬い食べ物は痛みが出やすいので気を付けましょう。

痛みが出ている期間は、柔らかいものを中心とした食事を意識しましょう。歯列矯正中は歯周組織が敏感になっているため、食事中に痛みが増してくるケースもあります。

6. ひとつ前のマウスピースに戻す

マウスピースはコンピューターで歯の動かし方を計算し作成していますが、想定通り歯が動かずマウスピース交換時に過剰な負担がかかってしまうことがあります。

ひとつ前のマウスピースを長めに使用し、しっかりと歯を移動させてから次の段階のマウスピースに交換し痛みに対処する方法もあります。

7. 歯茎のマッサージ

歯茎のマッサージも痛みを和らげる方法の一つです。

血行障害により引き起こされた痛みなのでマッサージにより少しでも血流を良くしてあげると痛みは軽減します。ソニッケアなど、電動音波ブラシを用いると歯もキレイにでき、マッサージ効果も期待でき一石二鳥です。

我慢できない痛みの場合は歯科医師に相談を

ここまで紹介した対処法は「死にそうなほど痛みが強い」場合の、応急処置程度にとどまります。

根本的な解決法ではありません。

「不安を覚えるほどの痛みが続く」などの場合は、装置が合っていないことも考えられます。痛みが引かないときは、歯科医師に相談して確認してもらうようにしましょう。

また、痛みの程度には個人差がありますが、子どもの矯正では3日ほど、成人の矯正では1週間ほど痛みが持続します。それ以降は、徐々に軽快していくことが多いので、受診するタイミングの参考にしてください。

虫歯や歯周病の可能性も

矯正治療中に虫歯になってしまい、痛みを感じることがあります。

清掃不良により歯周病になると、歯肉が腫れマウスピースが歯肉に当たりやすくなり痛みがでやすいです。また、食べかすが挟まったままマウスピースを装着すると、奥に押し込まれ痛みを感じます。

食後はデンタルフロスなどを使用し、しっかりと清掃してからマウスピースを装着しましょう。

ゴムをかけた時の痛み

歯科矯正ではゴムを使用することがありますが、歯が引っ張られ痛いことがあります。

また、ゴムが頬に当たって擦れることによって痛む方もいらっしゃいます。

まとめ:快適なマウスピース矯正生活のために

マウスピース矯正の痛みは、新しいマウスピースに交換後2〜3日がピークで、徐々に軽減します。

痛みの原因は、歯の移動による歯根膜の伸び縮みや、マウスピースが当たることによるものです。

ワイヤー矯正と比べると、マウスピース矯正は痛みが少なく、口内炎のリスクも低いのが特徴です。

痛みを和らげる方法として、鎮痛剤の服用、マウスピースの一時的な取り外し、炎症を冷やす、マウスピースの形を整える、柔らかいものを食べる、ひとつ前のマウスピースに戻す、歯茎のマッサージなどがあります。

ただし、これらは応急処置であり、我慢できない痛みが続く場合は、必ず歯科医師に相談してください。

私は年間数百症例のインビザライン治療を手がけるブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医として、患者さんの痛みを最小限に抑える方法を日々研究しています。

当院では、PBM healing(光加速矯正装置)を使用したスピード矯正も行っており、通常1年かかる矯正を最短5ヶ月で終えることも可能です。

マウスピース矯正に関するご相談や、痛みについてのお悩みがございましたら、お気軽にご相談ください。

詳細はこちら:インビザライン マウスピース矯正

古居 憲
この記事の監修者
院長 古居 憲

マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。

一覧へ戻る