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矯正治療中のお手入れを怠ると、さまざまなトラブルが発生します。
装置に汚れが付着したままだと、細菌が繁殖しやすくなり、むし歯や歯周病のリスクが高まります。特に歯並びが乱れている状態では、もともと清掃が難しい部位が多く、プラークが残りやすい傾向があります。
矯正装置によって歯列が整うと、ブラッシング効率が上がり、結果として口腔内を清潔に保ちやすくなる可能性があります。これは将来的な治療介入を減らすという意味でも意義のあることです。
また、マウスピース型矯正装置の場合、汚れがついたまま装着し続けると、装置が黄ばんだり口臭の原因になったりすることもあります。透明で目立ちにくいという最大のメリットが損なわれてしまうのです。
ワイヤー矯正では、ブラケットの周りに食べかすやプラークが溜まりやすく、特定の歯に過剰な力がかかりやすくなることがあります。歯の摩耗や破折、歯周組織への負担につながることもあるため、日々の丁寧なケアが欠かせません。
矯正治療は数ヵ月から数年単位で取り組む医療です。だからこそ、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた提案を重視する必要があります。
マウスピース矯正の基本は、食後に必ず洗浄することです。
食事の際にマウスピースを外したら、そのタイミングで水を流しながら指でこすり洗いしましょう。こすり洗いだけでは不十分な場合は、柔らかめの歯ブラシで優しく磨くと良いです。
外食などで難しい場合でも、最低でも1日1回は必ず洗浄してください。ずっと洗浄しないままで唾液がついた状態が続くと、唾液の成分がマウスピースにこびりついて、白くくすんだり口臭の原因になることもあります。
水の温度は、冷水から40℃未満のぬるま湯までが目安です。熱いお湯を使うとマウスピースが変形するおそれがあるため、使用しないようにしましょう。
黄ばみ等の汚れが目立ってきた場合は、洗浄剤を使用する方法もあります。
洗浄剤には「漂白活性化剤」配合のもの、「酵素」配合のもの、そして「泡」「スプレー」「つけ置き」といった3つの洗浄タイプがあります。漂白活性化剤配合の洗浄剤は黄ばみに対して効果があり、短時間で洗浄できます。酵素配合の洗浄剤は、食物片などの付着による落ちにくいたんぱく質汚れを分解するため洗浄力が高いです。
泡タイプとスプレータイプは洗浄時間が1〜5分ほどで終わります。つけ置きタイプの洗浄時間は5〜30分程かかり、汚れのつき具合によっては長めにつけ置きした方が良い場合もあります。携帯用に泡やスプレータイプ、自宅用につけ置きタイプを使用するなど、使い分けて使用するのもおすすめです。
つけ置きタイプの使い方は、約150mlのぬるま湯(約40℃)に洗浄剤を1つ溶かし、マウスピースを入れて5分以上浸け置きします。その後、マウスピースを流水下でしっかりすすぎます。残りの洗浄液は破棄し、洗浄剤はその都度、新しいものを使用します。
マウスピースのお手入れで最も注意すべきは、傷をつけないことです。
研磨剤が入っている歯磨き粉を使ったり、硬い歯ブラシを使ったりすると、マウスピースに傷がつく原因になるため避けてください。傷がつくと、その傷により更に雑菌が繁殖しやすくなります。
また、外したらすぐに洗う習慣をつけることが大切です。外食などで難しい場合は、最低でも1日1回は必ず洗浄しましょう。こまめに洗浄して、できるだけ衛生的に使用することが、矯正治療を成功させるための第一歩です。
マウスピースを外した際には、必ず専用のケースに保管してください。ティッシュに包んで置いておくと、誤って捨ててしまったり、破損したりする可能性があります。

ワイヤー矯正では、ブラケットの周りに食べかすやプラークが溜まりやすいため、特に注意が必要です。
プラークが付着したままでいると、ブラケットの周りがむし歯になったり、歯ぐきが歯肉炎になったりします。そのため、プラークがきちんと除去できているか、歯垢染色剤を使って確認することがおすすめです。
一般的な歯ブラシで、ブラケットを避けながら歯面を小刻みにみがきます。ワイヤーを境にブラケットに向けて上から(あるいは下から)歯ブラシを当てて、毛先を小刻みに動かしてみがきます。特にプラークのたまりやすいブラケットの周りや奥歯の装置の周りは注意してみがきましょう。
鏡をみて、歯ブラシの毛先がみがきたい場所にきちんと当たっているか確認しながらみがくと良いでしょう。
ワイヤー矯正では、通常の歯ブラシだけでは届かない部分があるため、補助用具の活用が欠かせません。
タフトブラシは、ブラケットの周りや奥歯の装置の周りなど、細かい部分の清掃に適しています。歯間ブラシは、ワイヤーの下や歯と歯の間の清掃に有効です。デンタルフロスは、歯と歯の間の汚れを取り除くために使用します。
これらの補助用具を使って、通常の歯ブラシでは届かない部分まで丁寧に清掃することで、むし歯や歯肉炎のリスクを大幅に減らすことができます。
矯正歯科治療中のむし歯予防には「フッ素(フッ化物)」の活用が有効です。
矯正治療中にはどうしても複雑な装置のためにプラークなど汚れが残りやすくなります。現在はフッ素濃度の高い歯みがき剤もあります。フッ素配合の歯みがき剤を継続的に用い、自宅でも効率的にむし歯予防をしましょう。
歯みがき剤のほかにも、フッ素配合の洗口液を併用することもおすすめです。口の中全体にいきわたるようにすすぎ、歯の質を強くしてむし歯を予防しましょう。
マウスピース矯正で最も多いトラブルは、装着時間の不足です。
1日20〜22時間以上の装着が必要で、装着時間が不足すると計画通りに歯が動かないこともあります。そのため、自己管理が苦手な方にはワイヤー矯正を含めた別の選択肢をご提案することもあります。
また、マウスピースを装着したまま飲食すると、装置が変色したり、むし歯のリスクが高まったりします。食事の際は必ずマウスピースを外し、食後は歯磨きをしてから再装着するようにしましょう。
マウスピースの紛失や破損も多いトラブルです。外したら必ず専用のケースに保管し、ティッシュに包んで置いておくことは避けてください。
ワイヤー矯正では、装置が唇や頬の内側に当たって口内炎になることがあります。
特に治療初期は慣れてもいないので、口内炎が頻発することも。ワックスでカバーしてもらうこともありますが、食事の際などに外れやすいため、よく当たる箇所には樹脂製のカバーを施すこともあります。
また、ワイヤーが外れたり、ブラケットが取れたりすることもあります。このような場合は、すぐに歯科医院に連絡して対処してもらいましょう。無理に自分で直そうとすると、装置を破損させたり、治療計画に影響が出たりする可能性があります。
治療の初期はかなり痛みを伴うことがあります。気になる「痛み」ですが、歯科医院で治療を受けている時はそこまでの痛みはありません。むしろ治療後、ご自宅に戻ってから、または次の日の朝にかなり痛くなったりします。この痛みは2〜3日で引く人もいれば、1週間くらい続いてしまう方もいます。

矯正治療中は、食事にも気を配る必要があります。
マウスピース矯正の場合、食事や歯磨きが通常通り行えるため、口腔衛生管理を維持しやすいというメリットがあります。ただし、食事の際は必ずマウスピースを外し、食後は歯磨きをしてから再装着することが大切です。
ワイヤー矯正の場合、硬いものや粘着性のあるものは装置を破損させる可能性があるため、避けた方が良いでしょう。また、色の濃い飲食物は装置を変色させることがあるため、摂取後はすぐに歯磨きをすることをおすすめします。
矯正治療中は、定期的な歯科検診が欠かせません。
治療前には、レントゲン撮影、口腔内写真、噛み合わせ評価、口腔内スキャンなどの精密検査を行い、3Dシミュレーションソフトを用いて歯の移動計画を可視化します。治療後の歯並びイメージを事前に確認できるため、患者さま自身が納得したうえで開始できる点も特徴です。
治療中も定期的にチェックを行い、計画通りに歯が動いているか、装置に問題がないか、口腔内の衛生状態は良好かなどを確認します。何か問題があれば、すぐに対処することで、治療期間の延長や追加費用の発生を防ぐことができます。
また、矯正終了後は後戻りを防ぐための保定期間が必要で、リテーナー装着と定期チェックを行います。この保定期間を怠ると、せっかく整えた歯列が元に戻ってしまう可能性があるため、最後まで気を抜かずに通院を続けることが大切です。
歯列矯正のお手入れは、装置の種類によって適切な方法が異なります。
マウスピース矯正では、食後の洗浄と定期的な洗浄剤の使用が基本です。ワイヤー矯正では、ブラケット周りの丁寧なブラッシングと補助用具の活用が欠かせません。
どちらの装置でも、日々の丁寧なケアが矯正治療を成功させるための鍵となります。正しいお手入れ方法を身につけ、清潔な状態を保つことで、むし歯や歯周病のリスクを減らし、理想の歯並びを手に入れることができます。
矯正治療は短期間で終わる施術ではなく、数ヵ月〜数年単位で取り組む医療です。だからこそ、見た目だけでなく「長期的な口腔の健康」を見据えた提案を重視しています。
歯並びに少しでも気になる点がある方、将来の歯の健康を考え始めたい方は、まずはカウンセリングで現状を把握するところから始めてみてください。矯正が必要かどうかも含め、専門的な視点で丁寧にご説明いたします。
詳しい矯正治療の内容や、あなたに最適な治療方法については、ぜひ一度ご相談ください。インビザライン マウスピース矯正の詳細はこちらからご覧いただけます。
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。