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e.maxクラウンは、二ケイ酸リチウムガラスセラミック(リチウムディシリケート)を主成分とするオールセラミッククラウンです。金属を一切使用しないため、金属アレルギーの方でも安心して使用できます。
素材の正式名称は「IPS e.max」(スイスIvoclar社)で、「エンプレス・マックス」を略したものです。ガラス成分の中に結晶構造を持たせることで、高い審美性と強度の両立を実現しています。
従来のオールセラミックの曲げ強度が80〜120MPa程度だったのに対し、e.maxの曲げ強度は約360〜450MPaと報告されており、天然歯のエナメル質(約350MPa)と同等レベルです。
コンピューター制御で工業的に製造されたインゴットから削り出す製法により、品質が均一で安定しています。基調色だけで20種以上あり、表面に上薬を塗布することでほぼどのような歯の色・質感も再現できます。
e.maxクラウンの透明感の高さは、金属を一切使用しないメタルフリー構造と、ガラスセラミック特有の光透過性によるものです。自然光の下でも「自分の歯と見分けがつかない」と言われるほどの仕上がりが得られます。
従来のメタルボンドクラウン(金属キャップにセラミックを焼き付けたもの)は、金属の色を隠すために「オペーク(不透明な遮断色)」を使用する必要がありました。そのため、天然歯本来の透明感を再現することが構造上困難でした。
e.maxはオペークを使用せずに均一な透明セラミックスで構成されているため、光が自然に透過・拡散します。この光の透過感こそが、周囲の天然歯となじむ「自然なグラデーション」を生み出す秘密です。
歯肉が退縮してきた場合でも、メタルボンドのように接合面の金属が見えてしまうことがなく、長期にわたって審美性を維持できる点も大きな特徴です。
e.maxクラウンの曲げ強度は360〜400MPaで、10年生存率は約94〜96%と報告されています。日常の食事には十分な強度を持ちながら、天然歯に近い硬度で噛み合う歯を傷めにくい素材です。
また、e.maxの成分であるニケイ酸リチウム(ガラスセラミックス)はほどよい硬さで、噛み合う天然歯を傷めにくいという特性があります。硬すぎる素材は対合歯(噛み合わせの歯)を削ってしまうリスクがありますが、e.maxはその点でも優れています。
ただし、強度を最大限に発揮するためには、1.0mm以上の均一な厚みの確保・鋭角的な削合を避けること・ボンディングによる強固な接着が重要です。歯科医師の技術と歯科技工士の精度が仕上がりを大きく左右します。
e.maxは透明感と接着性に優れた前歯向き素材、ジルコニアは強度と耐久性に優れた奥歯向き素材です。どちらを選ぶかは、治療部位・噛み合わせの強さ・審美的要求度によって決まります。
e.maxの曲げ強度は360〜450MPaであるのに対し、ジルコニアは900〜1,200MPa(第3世代では1,400MPa以上)と約2〜3倍の強度を誇ります。そのため、噛む力が強くかかる奥歯(大臼歯)や歯ぎしり・食いしばりがある方にはジルコニアが適しています。
なお、最近では「透過型ジルコニア」と呼ばれる審美性を高めたジルコニアも登場しており、前歯への適用も増えています。一方で、e.maxの接着性の高さ(専用レジンセメントによる歯との一体化)はジルコニアより優れており、二次むし歯予防の観点では依然としてe.maxに優位性があります。

e.maxクラウンの治療は、カウンセリング・歯の形成・仮歯装着・技工・装着の流れで、通常3〜6週間程度で完了します。クリニックによっては最短3週間での治療完了も可能です。
治療中に一時的な咬合痛・冷温水痛・歯肉の腫れが生じることがあります。また、仮歯の期間中は脱離や破損の可能性があるため、硬いものを噛む際は注意が必要です。
恐怖心が強い方には、歯科麻酔医在籍のクリニックでセデーション(静脈内鎮静法)を利用することで、半分眠っているようなリラックスした状態で治療を受けることができます。
e.maxクラウンの最大のメリットは「天然歯に近い透明感」と「歯との強力な接着性による二次むし歯予防」の両立です。一方で、強い歯ぎしりがある方や奥歯への適用には注意が必要です。
主なメリット
主なデメリット・注意点

e.maxクラウンは、前歯〜小臼歯の審美修復で「天然歯に近い自然な仕上がり」を求める方に特に適しています。以下のような方に多く選ばれています。
一方、以下のケースではジルコニアなど他の素材が推奨される場合があります。
最終的な素材の選択は、口腔内の状態・噛み合わせ・審美的要求度を総合的に判断した上で歯科医師が提案します。「前歯を自然に見せたい」「銀歯を白くしたい」という方は、まず専門医へのカウンセリングを受けることをおすすめします。
RIVER CLINIC DENTAL 恵比寿では、マイクロスコープ完備・歯科麻酔医在籍・全室個室という環境で、精密かつ快適なe.maxクラウン治療を提供しています。最短3週間での治療完了が可能です。
院長の古居憲は、インビザラインブラックダイヤモンドトッププロバイダー認定医(2022〜2025年)として症例累計2,500件以上の実績を持ち、日本口腔インプラント学会正会員・日本歯科審美学会正会員として審美歯科の専門知識を持ちます。2026年3月には「名医のいる病院 歯科治療編 2026全国版」に選ばれています。
恵比寿駅より徒歩1分の好立地で、バリアフリー設計のため多くの方が来院しやすい環境が整っています。
e.maxクラウンをはじめとするセラミック治療について、まずは無料カウンセリングでご相談ください。マイクロスコープ完備・歯科麻酔医在籍の専門環境で、あなたの歯に最適な治療プランをご提案します。
e.maxクラウンは自由診療のため、クリニックによって異なりますが、1本あたり10万〜15万円程度が目安です。RIVER CLINIC DENTALでは無料カウンセリング時に費用の詳細をご説明します。
適切なケアと定期的なメンテナンスを行えば、10年以上の使用が期待できます。10年生存率は約94〜96%と報告されており(Gehrtら、J Dent Res, 2013)、長期的な耐久性が実証されています。
小臼歯までは適応可能ですが、噛む力が強くかかる大臼歯(奥歯)には、より強度の高いジルコニアが推奨される場合があります。歯ぎしりや食いしばりがある方も同様です。
透明感と自然な色調の再現性はe.maxが優れています。前歯など審美性を最優先する部位ではe.maxが多く選ばれています。ジルコニアも近年は透過型が登場していますが、接着性ではe.maxが優位です。
はい、e.maxクラウンは金属を一切使用しないメタルフリー素材です。金属アレルギーの方でも安心して使用できます。また、歯肉が黒ずむメタルタトゥーのリスクもありません。
一般的に3〜6回程度の通院が目安です。RIVER CLINIC DENTALでは最短3週間での治療完了も可能で、カウンセリング当日から治療を開始することもできます。
e.maxクラウンは経年劣化による変色がありません。保険のレジン(プラスチック)素材のように黄ばむことがなく、長期間にわたって美しい色調を維持できます。
治療中は麻酔を使用するため痛みは最小限です。治療後に一時的な冷温水痛や咬合痛が生じることがありますが、通常は数日で落ち着きます。恐怖心が強い方にはセデーション(静脈内鎮静法)も選択できます。
通常の歯磨きで十分ですが、定期的な歯科検診とクリーニングを受けることで長持ちします。歯ぎしりがある方はナイトガード(マウスピース)の使用を検討してください。
セラミック素材はホワイトニング剤に反応しないため、ホワイトニングで白くすることはできません。e.maxクラウンを入れる前にホワイトニングを行い、希望の色調に合わせてクラウンを製作するのが一般的な順序です。
e.maxクラウンは、曲げ強度360〜400MPa・10年生存率約94〜96%という高い耐久性と、他素材を凌ぐ透明感・接着性を両立した最高水準のオールセラミッククラウンです。前歯〜小臼歯の審美修復で「天然歯に近い自然な美しさ」を求める方に最適な選択肢です。ただし、奥歯や強い歯ぎしりがある方はジルコニアとの使い分けが重要です。まずは専門医への無料カウンセリングで、自分の口腔状態に合った素材選びを相談することをおすすめします。
マウスピース矯正、裏側矯正、インプラント治療が得意です。 特にインビザライン矯正は最年少でプラチナドクターを獲得しました。 2022年から3年連続でインビザラインドクターのトップ1%のブラックダイヤモンドプロバイダーに選ばれています。